人には エネルギーの爆発する一瞬が
一生に一度くらいはあると思う
それは きっと
誰かに出会うためだったり
一生を 決めてしまうくらいの
体験をするためだったり
そのために
どうしても そうしないではいられないくらい
何かに突き動かされたりするのだ
私のそれは 20代に入ってすぐだった
それは旅行
どうしてもどうしても
アメリカ横断をしたかった
自分のこの足で・・・
厳しい! 親を納得させるところから
何年もかけて
じわじわと せまるところからはじまり・・・
英語を勉強して (これは間に合ってなかった全然)
勤めをやめ (退職金を旅行費用にあてにして)
決行した 一人旅
行程は
(結局 横断するのはカナダになっちゃったんだけど)
最初はボストン (途中N.Y)~
~ トロントからバンクーバーへ横断
そこから サンフランシスコ - LAX ~ 〆はハワイ へ
全部で4カ月越えの 計画でした
いまでは、ネットでちょいちょいと申し込んで、
格安で行ける海外だけど、当時はちょっと違ってた。
それでも、休みというと、出かけていってたLA
そして そこで出会った Helen Obazawa
私は今 彼女が生きていた証を
彼女のことを
書かずにいられない
明るくて 面白くて チャーミング
物知りで
たくさんのことを 教わった
面白いこと探しもたくさんしたよ
人のことも
すぐデフォルメして 笑ってた
『悪口ジャナイヨ~ ホントノコトイッテルダケ
ソレデ イッショニ ワラエバ イイノヨォ~ ハッハッハ!』
ヘレンの哲学
片言の日本語で 言う
家の裏庭から
シェラマドレの山が見えて
庭のライムの木から実をもいで
コーラにしぼって、 ヘレンの焼く ハンバーガーを食べる
それが あの時の
自分の命をつなげている 気がしていた
大げさじゃなく
私はきっとあのとき 人生に迷っていたんだ
それを そのときは 気づかなかったけど・・・
いまは すんなりそんな風に言える
ほんまもんのクリスチャンの ヘレンに
たくさんの愛をもらって・・・・
Dear Helen !
この書き出しで何度 手紙を送っただろう
その後の私の人生の変化を
1つ1つ すべて 喜んでくれた
たったひとつ
出会ったときから
ヘレンはよく眠ることが 苦手だった
いつも いつまでも 部屋に明かりがついていた
「アマリ アタシハ ネムレナイノヨ」
そう言っていた
いま、彼女は あるホームで
車椅子に 腰掛て
ずっと うつら うつら している
ずっと前から
私のことは 思い出してもらえなくなってたけど・・
私は 絶対に 忘れないよ
私は ヘレンみたいな おばあちゃんになるって
であったときから
決めてた。。今もかわりません。
今までの分
たくさん たくさん うつらうつらと しててください
数年前 最後に会ったとき
自分が入ることになってる 墓地に
私を案内してくれた
さよならは あの時
言ってくれたのかもね。。
ほんとうに 愛をありがとう
みんなを 幸せにした ヘレン
すごいよ!
ありがとう あいしています。
(2009年のブログから転載)
ヘレンは2015年8月に肉体を脱いで
ほんまもんのエンジェルになりました。
ヘレンに会いたくて、検索したら、
ヘレンの動画が・・・♪
懐かしい笑顔がいっぱい